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健康情報 『チャーハン症候群』

  • 有限会社白浜工務店
  • 11月1日
  • 読了時間: 2分

 今年はまだ気温の高い日が続くと予想されており、食中毒のリスクも 高まっています。特に食中毒の原因となるセレウス菌は、高温多湿な環 境下で増殖しやすいため注意が必要です。

このセレウス菌が生み出す毒 素を原因とする食中毒は「チャーハン症候群」と呼ばれており、正式な 病名ではありませんが、特にチャーハンやパスタなど、炭水化物を多く 含む料理で発生しやすいことからそう呼ばれるようになりました。

主な 症状は下痢や嘔吐で、8時間から10時間ほど症状が続くこともあります。

セレウス菌は自然界に多く存在しており、米や小麦などにも付着してい ます。

菌自体は加熱することによって死滅させることができますが、芽 胞(がほう)という耐熱カプセルのようなものに守られた状態のセレウ ス菌は熱や乾燥、消毒にとても強く、100℃で煮沸しても死滅しません。

そのため、高温調理したとしても芽胞の状態で菌が残ります。

芽胞は 30℃前後の環境で菌を増殖させ、増殖した菌が毒素を生み出します。

こ の毒素が食中毒の原因ですが、再加熱では除去することができません。

特に見た目や匂いに変化がない状態であっても、常温で放置した料理に はこういった食中毒のリスクが潜んでいる場合もあります。

調理後はす ぐに冷蔵または冷凍を心掛けるようにしましょう。



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