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健康情報 『心筋梗塞』

更新日:5月1日

 心筋梗塞とは、心臓に血流を送る冠動脈が硬化することによって狭くなり、血栓が詰まることで心臓の一部が壊死してしまう病気です。

心筋梗塞を発症すると、胸痛などの症状が出るだけでなく、心停止に至るような致死的な不整脈が現れることがあります。

発症した約40%の人が命を落としてしまう恐ろしい病気ですが、入院して治療を受けることができた場合の死亡率は10%以下にまで低下するそうなので、予備知識がとても大切です。

心筋梗塞には前兆があり、胸の痛み、締め付け感、圧迫感、胸やけ等の症状が出ます。

我慢できないほどの強い胸痛が20分以上持続する場合が多いですが、前兆の症状は軽く、短時間で消失するため、多くの人が無視したり病院へ行かずに様子をみようと思ってしまうようです。

しかし、この前兆を見逃さないことがとても重要になり、少しでも不安になったら迷わずすぐに循環器内科を受診するようにしましょう。

ただし、胸を押さえて痛む場合、深呼吸や体位によって痛みに変化がある場合、チクチクするような痛みの場合は心臓からくる症状の可能性が低いため、まずはかかりつけ医に相談してみてください。

予防に関しては、高血圧、糖尿病、脂質異常症の人は心筋梗塞を発症しやすいため、それらの治療が心筋梗塞予防の第一歩と言われています。

また、運動不足や睡眠不足、喫煙なども心筋梗塞の主なリスクとされているため、生活習慣を見直すことが最も大切です。




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